星の中の君(中編)
~前回までのあらすじ~
小5の頃から想いを寄せていたユカちゃんに勇気を出して気持ちを伝える事にしたはいぼ。しかしそれは実らずに終わる。
だが、それだけで終わるほど平和ではなかった。。。
あの放課後から2日後。。。というかその一件が他の同級生の耳に入るのにそう時間はかからず、翌日登校した時の周囲の視線からおおよそ察しはついていた。
だがはいぼの予想の斜め上をいく事態が。。。
それは翌日の昼休み、教室で本を読んでいた時の事。
普段からあまり絡みの無い。。。いや、あまり絡みたくない、今で言うところの陽キャのグループが歌っていた替え歌が耳に入った。
『東の海にサム(当時のはいぼのあだ名の一つ)を浮かべて 誰より早くユカを迎えに』
それは当時はいぼがハマっていたポルノグラフィティの曲『シスター』の歌い出しを替えたものだった。
自分の好きなアーティストの曲で替え歌をされ、しかもそのグループに実弟(実は双子です)も混ざって一緒に歌っていた、それだけで中2のはいぼにできた心の傷にすり込むには十分過ぎるくらいの量の塩だった。
普通なら『やめろよ~w』とか言えるくらいのメンタルがあってもいいのだろうが、仮にそれがあったとしてもカバー出来るか分からないくらい、授業中であってもそれは続いた。
周囲は止めるどころか笑うばかり。
何故こんな事になったのか。
実はユカちゃん、あの日渡したカセットテープを先に述べたグループの前で公開処刑の如く流していたらしく、そうして面白がってラベルに○を書かせて当日は後をつけていたんだとか。
それを聞いて同級生全員を信じれなくなり、約半年間登校拒否になった。
勉強?進路?そんなんクソ喰らえだわ。そんな感じになってた。
更にそこに弟がいたのもショックで、今でも必要最低限の会話のみで出来るだけ同じ空間にはいたくないから早々に場を離れる。
ラブレターってみんなこんな風に晒すものなのかな。
それからは気になる人が現れてもラブレターの類は書かなくなった。
この先ももう2度と書く事は無いだろう。
それはこの後現れる3人目の子も例に漏れず、すごく不思議がられたし書いてほしそうではあったけど書こうとはしなかった。書きたくなかった。
そんな事情もあってはいぼは女の子の全くいない工業高校に進路をすすめた。
男しかいないところならあれこれ気を揉む必要も無くなるからね。
そうして社会人になり、会社の経費でドライブ出来る上にお昼代が浮くからという理由だけで弁当配達を始める。
ここではいぼは3人目の子と出会う事になるわけだが、今回はここまで。
次回、はいぼが武田鉄矢並みに頑張ったお話。
いつも長々とお付き合い頂き、ありがとうございますm(*_ _)m
荷物が少なかったから、これはワンチャンオープン凸なるものを出来るんじゃなかろうか?と思ったが、そう思ってる時に限って予定は上手く進まず。。。
エレベーターはなかなか来ないし、来ても満員だから仕方無く10フロアほど階段ダッシュ。
年末年始に消防隊員がやるという、東京タワーの非常階段をダッシュするアレを思い出したw
でも、なんだかんだ今日も今日とて楽しんでた自分がいたので結果オーライd('∀'*)
今日は帰りに大でも寄ろっと
※前記事『アンリミテッド・ガーリックワークス』参照
では次回もまた、よろしやす!m(*_ _)m
はいぼ